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探検新宿区内藤町

 画像の住所「内藤町1-121」は、「内藤町1丁目121番地」ではなく「内藤町1番地の121」です。
 知って驚け、こんなデカい枝番なかなか無いでしょ?まあそうは言っても1の1から121まで全部ある訳では無いと思いますが。


大正元年発行、「四谷区全図」(*)より。内藤町はほぼ全域が一番地で、隣の大番町(現・大京町)とは対照的。

 画像の地図の通り、ほぼ全域が一番地からなる新宿区内藤町を解剖します。新宿御苑のすぐ隣、ちょっぴり地味でおとなしい町ですが、これがまた歩けば面白いものでして。
 参照した地図は四谷区時代、豊多摩郡内藤新宿町編入以前のものですが、現在も町名地番に変わりはありません。
 さて、街の様子を紹介します。


画像のように、住居表示未実施ながら電柱に住所が表記されています。が、ほぼ全体が1番地なのであまり意味はないかな。表札に目を遣ると、枝番を表記しないで、住所を「新宿区内藤町1番地」とだけ書いているお宅も多いです。枝番も飛び飛びだったり表記が無かったりで錯綜している感じ。まあこう言う町があってもいいでしょう。
2番地は神社です。お稲荷様に参ってから鳥居に目を遣ると「四谷永住町」の文字が。神様ありがとうございます。
(*)…松尾儀一, 渡邉鐡四郎 校閲,森寺勇吉編纂『四谷區全圖』,博文館,1912.9. 国立国会図書館デジタルコレクション (参照 2025-05-25)
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