陸の涯
陸の涯へゆく。春の花が咲いていた。難波津と言う和歌を思い出した。東国の人間には、難波は遥かな都である。
陸の涯には海があった。陸の切れ目は海との境界であった。遥かなる海原。この写真では若干対岸が見えているが、右を向くとどこまでも海が広がっていたように思う。その海にも涯があるのだろうか?海の涯には何があるのだろう?また別の陸があるのだろうか? 水面を時折、魚が舞っていた。