東葛飾郡船橋町九日市

【町制】昭和12年(1937年)
【消滅】昭和15年(1940年)
【現在の地名】船橋市本町
コメント
 何から話しましょう。歩いていて、偶然にこれを発見した時、人はいかほど衝撃を受けるでしょうか。当時の記録にはたった三文字「えぐい」とだけあります。

 上記の通り、船橋市制は1937年。東京23区で言えば、東京市編入前の町村を見つけたに匹敵する物な訳です。うろ覚えですが、「え?船橋『町』…?船橋市制っていつだっけ…(その場でググる)…え、1937年!?マジで!?」みたいな感じだったと思います。

 船橋町は町村制で、船橋五日市村・船橋九日市村・船橋海神村の3村を以て「船橋町」として成立しました。つまり町村制時から町だったわけです。調べてみると、東葛飾郡には町村制時から町だったところが9つあります。これはどこを基準に見るかによってはかなり多いと言えます。東京には、町ゼロ(オール村)でスタートした郡もあるのですから。

 船橋市デジタルミュージアム掲載の「ふるさと船橋の地名を知る」によれば、九日市・五日市の消滅は昭和15年とのことなので、3年だけ船橋市九日市・五日市が存在したことになりますね。

参考文献
 船橋市市談会「ふるさとの地名(ふるさと船橋の地名を知る)」,2002

発見時期:令和3年
記事作成日:令和7年1月26日

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