港区の旧地名
古川右岸、白金の海に浮かぶ小さな島まず第一に気になるのは、なぜここが麻布なのかです。古川沿いに新しく開かれた新広尾町が古川両岸を町域としているのはまだ自然に解釈できることですが、なぜ田島町は、古川の右岸ーーつまりは白金の地域にポツリと浮かんでいるのか、そしてその町域は、大きい部分と小さい部分とに分かれてーーまるで冥王星とカロンのようにーーいるのでしょうか。「田島」と言う凡庸な名称に比して、その立地や地勢が余りにも突飛すぎる田島町の謎を紐解いていきます。紐解いていくと言うことは、私は答えに辿りついたと言うことです。(ここに導入を)「三田のうち亀塚と申すところより同所代地二か所当所にて相渡り」とのことで、恐らくですがこの二か所が、相互に飛び地になっていることの所以なのではないでしょうか。 素敵なホームページ恥ずかしながら私は本稿執筆までその存在を存じ上げなかったのですが、田島町町会にはホームページがありまして、しかもその内容がかなり気合の入ったものなのですよね。行政地名として消されても、こうして地域の名称として由緒ある地名や地域の繋がりを維持しようと言う取り組みは讃えられるべきことかと思います。田島町は面積も小さいですし、本気で議論すれば案外復活できる気もします。参考文献 港区立みなと図書館編, 文政のまちのようす 江戸町方書上(三)麻布編, 1995.3 リンク 田島町町会ホームページ |
| 訪問時期:令和2年 記事作成日:令和8年2月11日作成中 |