【成立】1931年(*) 【消滅】1967年(中野区道玄町として) 【由来】調査中 【現在の地名】本町 またえぐいもんがあるもんですね。お寺ってすごい。経る歳月実に九十余年にして、文字もかすれていますが、「東京市外中野町字道玄二三」と読み取れます。 「道玄」あるいは「道玄町」と言うのは、旧・大字中野の小字に由来する町名ですが、表記が「中野町字道玄23」と言うことは、1931年の地名整理以降の住所なんですね。それ以前の住所は、大字中野字道玄434または437みたいなので(参照元)。 それで、中野町が中野区になったのが1932年ですから、恐らくこの1年の間に調製された標札ではないかと考えられます。「東京市外」と言う表記も独特です。この表記にどういう背景があるのか気がかりですね。1931年と言うと、東京市編入が既定路線となっていた時期な筈ですから。 何れにせよ、これはやんごとないぞと言うことで、そのままお参り致しました。私どうも仏道には疎いもので、作法心得ず、たどたどしい参拝になってしまいましたが、仏のように尊い門柱一枚の標札、損なわれる事無くあり続けることを願う次第です。
町の様子

お寺の反対側の門を出たすぐの所に住所の琺瑯看板がありました。 発見時期:令和7年 記事作成日:作成中
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