 【消滅】1968年 【由来】諸説あり 【現在の地名】東大井
鮫洲と言えば運転免許試験場でお馴染みの地名ですが、実は旧町名なんですよね。鮫洲駅は林町と鮫洲町の境界の辺りにあって、鮫洲町は海辺の町名です。さて、時層地図をお持ちの方はご覧になって欲しいのですが、大正期(「関東地震直前」)の地図では、「御林町(鮫洲)」と記載されています。前後の時期は「鮫洲」と「大井鮫洲町」。これは一体…? 特別区協議会の「東京府下大井町全図を見てみましょう。「字御林町」とあります。えっ…。どういうことなんでしょう? 探すのは得意だが文献調査と記述は苦手な管理人。大井町の字名・御林町の俗称として「鮫洲」があり、東京市編入時に「鮫洲」が採用され「大井鮫洲町」となったのでは、と推理します。注意したいのが隣の林町です。小字時代の名称は、「林附」。これはおそらく、御林町に関連して付けられた字名でしょう。「○○」と言う字名に隣接して、「○○向」みたいな字名があることは割とあるので。
発見時期:令和3年 記事作成日:作成中
|