痛みを知っている

 英語は読めないことはない…まあ読めないんだけど、それは単語が分からないだけで、分かれば読めないことはない。だけど、結局のところ英文を読んだことが多くないから、読むのにものすごく時間がかかる。和文は一瞥しておおまかなニュアンスが取れて、あとは文をなぞって実際の意味を確認すればいい。だけど英語はこの「一瞥してニュアンスを取る」のができないから、読むのにとても時間がかかる。適宜単語を調べつつ読んでいても、ニュアンスが取れてないから、何の話をしているのかいまいち掴めなかったりする。
 ふと思うのが、文盲や非識字あるいは識字に難があるの人感覚はこれに近いのではないか?と言うこと。実際にどうなのかは知らないけど、何となく、字が読めない文が読めない、あるいは読むのに支障があることの痛みみたいなものを、私は知っている。そのうち必要に駆られて英語を勉強する日が来るかもしれないし、結果的に英語もまあ日本語みたいに読めるようになるかも分からない。だとしても、この「読めない痛み」は忘れずに居たいよね。

2025/6/8
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