レモン牛乳を自作する

発端

 急にミルクセーキが飲みたくなった。しかし卵がない、お金がない。配給の牛乳はある。お金があった頃に買った砂糖もある。これはよりどりみどり、上白三温グラニュー糖と揃えている。
 で、苦肉の策で砂糖牛乳を生成した所、物凄く既視感(視、ではないかもしれない)のある味がしたのです。

 この味は何かと言うと、栃木名物レモン牛乳の味です。奇しくもレモンはみかんの仲間ですが、そこと特に関係はありません。

 ご存知ない方の為に申し上げると、レモン牛乳は栃木県内で流通している、牛乳パックに詰ったレモン風味の乳飲料です。ですがこれにレモン果汁自体は入ってないんですね。砂糖で味付けした牛乳にレモンの風味を付けているそうです。

 ですから、牛乳に砂糖を入れたらレモン牛乳に近似した味になるのは自明っちゃ自明なのですが、とにかくミルクセーキを求める一心で、レモン牛乳は全く意識しておらず、余りにも不意でした。その、牛乳に砂糖を投入した段階で、既にかなりレモン牛乳に近い味がするのです。

 これは非常に重要な事項なので波線を引かせて貰います。
探究


※実物の画像です。

 ではこれからどうするか。牛乳に砂糖を混ぜた段階で、レモン牛乳とは七割から八割程度近似した風味がします。この時点でレモン牛乳の特徴は既に捉えています。あとはこれを、記憶を頼りにレモン牛乳へと近付けていく、すなわちレモンの風味を添加するのみです。私の見立てでは、最終的に八割五分から九割程度まで接近させられるのではないかと思います。
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