豊多摩郡高井戸町大宮前

【消滅】1932年10月1日(杉並区大宮前としては1969年)
【由来】大宮八幡があるので。
【現在の地名】宮前 ほか

  これがまたすごくて、時勢柄にも信条的にも多くは語れない(とは言えど有名な所なので他の倫理にやや事欠く方々が饒舌に語っていると思いますが。)のですが、お寺とかじゃないんですよね。ごく普通の家(の門柱に)にポンとこの標札が出ている。それでかつ、見ての通り金属製なんですよね。先の大戦では金属供出などもあったことですし、よくぞ残って下さったと言う一言に尽きます。豊多摩郡時代の町村の標札は何軒か現存しますが、「豊多摩郡」という表記があるものは現状ここくらいではないでしょうか。
 訪ねたのは運命の日から88年後の都民の日です。「10月1日らしいことをやろう」と言うことで、ここを訪ねました。他にもいろいろありましたので、それも掲載できると良いですね。
 杉並区の地名のややこしい所は、別々の大宮八幡に由来する「大宮前」と「大宮町」があることです。現在は前者は宮前、後者は大宮となっています。


発見時期:令和2年 記事作成日:作成中

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